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「本」が大好き。感想とかギャラリィとか。


by GlovesCottage

埋葬編「悟浄&八戒の章」。

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到着していました!
この予約特典が、真ん中ジャケット絵柄のポスターで、配送予定日の晩にダーリンにメールで開封するよう遠隔操作して、有無を確認してもらうよう指示してました、私(笑)。ちゃんと入っていて嬉しいです。このジャケット公開されてからずっと携帯の待受画面もこれなんですもん。果たしてポスターが手元にあったとて、部屋に飾る事はしないと思うのですが(色褪せしますしね)、二巻の特典ポスターもありますし、パネルに入れて日陰の廊下でギャラリーみたくしたいな(^ー^)とか、いろいろ野望は尽きません。

やっとの埋葬編完結。絵柄のクオリティが異常に高いです。回想として「Be There」の悟浄と八戒の出逢いのシーンから始まるのも良いですね。原作に非常に忠実な作りです。

マニアのこだわりとしては、いくつかツッコミ処もありで、特に惜しいのは八戒の変化(へんげ)シーン。
原作のコマでは、八戒のシャツがめくれてお腹の紋様が見えてるんですが、なんとなく見切れている感じでした。
ここは悟浄も初めて目の当たりにするという設定なので、もっとスローモーションでもして、映像的に作って欲しかった部分です。
ま、原作でもあっさりと描かれているシーンではあるのですが。
ここは、なんというか、直前までシニカルに生きてきたはずの悟浄が人生諦めかけた後で、八戒が助けに来たことによって、無様に命拾いする。自分が拾って、世話をして、一緒に住まわせていた同居人(八戒)に、結局のところ身の周りの事から家事からしてもらった挙げ句に、得意のカードでも敵わないことが解って、さらに妖怪に変化したらしたでこれまたバカ強くて、そんな八戒に対して今までの保護者意識というか立場が逆転、とまではいかなくても少なくともイーブンになった瞬間だと。

相手をやっつけてから、「助けに来てくれなんて頼んでねえぞ」と。悟浄は言うのですが、とにかく内心感謝しつつも、カッコ悪くてきまり悪い瞬間ではなかったかと(笑)。

「死ぬこと考えるのすら面倒くせぇから」

この時まで、死にたがってたのは悟浄です。いつ死んでもいいと思ってその日暮らししてきたんです。大事なモノなんて無いし、大好きだった母さんは、虐待を繰り返した挙げ句、ある日とうとう自分を殺そうとして、可愛がってくれてた兄貴に殺されてしまって。

だからと言って、悟浄は「母さんを殺した兄貴」を憎んだり殺そうとしたりはしなかったんですよ。それよりも逆に、半妖で不実の子供の自分なんかの為に、実の母親を殺さざるを得なかった兄貴の立場を無念に思い、行方を案じていたという、なんて健気な少年悟浄(涙)。
そこが多分、三蔵や八戒と違う、悟浄独特の部分だと思います。

別の脳内妄想では、悟浄は多分八戒の妖怪姿に憧れてる部分があるんではないか?と思うんですよ。
3歳の頃からずっと妖怪の家族と暮らしてて、でも髪も目の色も違うし家族とは似ても似つかない(見掛けは人間だからね)。
きっと自分も大きくなったら耳が伸びて、体に紋様が出てくるのかと思ってた事もあったんでは(笑)。

平田さんの悟浄のキャラソンが、泣けてくるほど良い曲で、毎日リピートしています。三拍子でピアノです、エレキもあります、スローバラードです!それだけでもツボなのに、悟浄が不器用に大事に歌ってます!ひらっちゃんの声にカンパイ☆

惜しいかな歌詞がもう少し詩的だと、なお好みでしたが。


さて、アンケート葉書にいろいろ感想や要望を書いて送ったところ、なんと抽選10名様のプレゼントに当選!こんなところで運を使ってしまってよいものかどうか(笑)。とにかく外伝一行のマウスパッドが送られてきました~。こういうモノに縁が薄いのでとても嬉しいです。きっと家族の名前で送ったから当たったのかも。あ、これは内緒(爆)。

それよりも全員プレゼントのエコバッグやらミラーはいつ届くんでしょう?

発送は2月下旬以降~っとなっていて、はっきりいつごろって事じゃないとはいえ、自分もよく時間の取れそうでない約束するときに使う手ですが(笑)、待ってるんですよー。
by GlovesCottage | 2008-04-04 11:14 | OVA